家族が4人に増えて、長女である私と両親の関係はいろいろと変化を迎えました。
父親は生来それほど子供に興味が無いタイプで、最初の子供が小さいうちは
ペット的な感じで可愛がることもあったけれど、成長して自我が芽生えると
あまりかまわなくなったのです。
弟は弟で、2人目の子になるともう珍しさはないせいか、とくに相手をすることも無く
毎晩飲みに出歩く方が大事になったようでした。
その一方で、母親との関係はかなり変わったと思います。
乳児の育児が全てにおいて最優先されるのは、まあ当然のことですが
長女の育児に関して、母は徹底的に効率化を目指しました。
平たく言えば、手を抜くようになったのです。
とくに顕著なのが食事で、私が当時食べていた物は朝はご飯と味噌汁のみ。
昼と夜は卵かけご飯、炒り卵のせご飯、でんぶかけご飯、納豆ご飯、海苔ご飯。
たまにインスタントラーメン、というローテーション。
ガリガリのチビで、運動神経も体力も全くない、病気がちな子どもで
よく保育園を休んでいました。
後に弟が普通の食事を摂れるようになると、1人分も2人分も同じ、みたいな感じで
食生活はある程度改善されましたが。
それ以外にも何かあったと思うのですが、なぜか4歳~6歳頃の母親との記憶は
3歳前後の頃より残っていません。
深掘りしていけば思い出すのかもしれませんが、呼び起さない方がいい記憶だから
脳が記憶に蓋をしているような気も否めないのです。
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