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ベッドごと手術室へ
昨日の午後2時頃、手術室へ。
予定は2時15分でしたが、前の患者さんの手術が予定より早く終わったのです。
心の準備はしていたけれど、それでも不意を突かれつつ、
病室で使っているベッドに寝たまま、手術室へ運ばれました。
仰向けで見る病院の天井には独特の雰囲気があり、よくある医療モノのドラマのようで、廊下をガラガラ引っ張って行かれながら
(ああ…これから手術受けるわぁ、逃げ場ないわぁ…)
みたいな感じで覚悟が決まっていきます。
手術室に着くと、診察の時のおじいちゃん先生ではなく、もっと若くて現役バリバリ感のある先生がいて、名前と生年月日のチェックのあと、看護師さんの声で
「点滴に眠くなるお薬入れますね」
と聞こえてちょっと経ったら、もう意識がありませんでした。
気が付いたら体調不良の嵐
気が付いたら、ベッドの周囲には誰もいなくて、ちょっと離れたところにスタッフが集まって、打ち合わせをしている様子。
…までは瞬時に把握したけれど、そこから先は息苦しさと吐き気がもの凄くて、とにかく咳き込んでしまい…
こちらに気付いた看護師さんが駆け寄って、いろいろ尋ねてきたり、深呼吸をさせられたりしたけれど、詳細は思い出せません。
思考も何もかなぐり捨てて、身悶えしながら「気持ち悪い」とか「吐きそう」とか、「苦しい」等しか言葉が出てきません。
全身麻酔の時は、声帯よりも奥にチューブを入れるので、喉近辺に多少のダメージがあります。
オペ前に全身麻酔についてのプリントをもらっていて、そういう症状が出るのは頭の中では分かっていたつもりが、「つもり」と「実際」には大きな隔たりがありました。
本当にもう、キッツいキッツい。
手術痕の痛みもあるはずですが、ずっと後ろの方に隠れています。
時間との戦い
次の手術が控えているので、私はそのままガラガラと病室へ。
もう天井を見ている余裕もありません。
病室に戻っても、ずっと咳込んでばかり。
吐き気止めの薬を点滴に混ぜてもらってからは、吐き気は僅かずつ退いていったけれど、息苦しさの方はなかなか治りません。
看護師さんが途中で様子を見に来ました。
「くるさん、調子どうですか〜?」
「気持ち悪くて咳が出ます」
「そうですか。今3時で、食事は7時くらいを予定してますが、6時くらいに様子を見に来ますから、その時の具合によって調整しますね」
その時点では(絶対無理!)と思っていたのですが…
6時くらいには咳の数が減り、吐き気がほぼ治ってました。
結局、予定通り7時に食事。
咳は一晩続きましたが、朝にはほぼ出なくなっていました。
昨日の食事
●アジフライとコロッケ、カリフラワー添え
●イカ、ひじき、小松菜、人参入りの炒り豆腐
●もずく酢
●白飯
入院2日目、昨日の晩ご飯。手術後、最初の食事です。
揚げ物ですが、吐き気と呼吸困難が9割治まったら、バクバクいけました。
途中でちょっと吐き気が戻ってきたけれど、それを言ったら食事を下げられるかもと思い、そのまま食べてたら収まりました。
『食べれば治る』がモットーです。
食べてる本人に確認しないで食事を下げられるようなことは、病院では普通あり得ないのですが、その時は頭が回ってませんでした。
今回処方された薬、痛み止めと胃腸薬。
毎食後1錠ずつ、3日分出されました。
*『毎日が発見ネット』様の体験記コーナーで連載中。
第1土曜日の夜8時台に更新予定です。
最新版は3月1日に更新されました。

最後まで読んで下さって、ありがとうございました。